おつり事情
贈り物やお礼などで重宝するギフト券ですがギフト券は様々な種類があます。
贈り物に最適なもの、相手が喜ぶものを送るには何点か押さえておけば問題なし。
使える場所が多く、凡庸性のあるものも重宝されますが、やはり無駄にしないためにお釣りの出る出ないは重要です。
額面が大きくないと言ってもやっぱり無駄遣いはしたくないもの、お釣りの出る商品券はやはり喜ばれます。
おつりの出ない商品券
UCギフトカード
三井住友VJAギフトカード
JCBギフトカード
おつりの出る商品券
イオン商品券、セブン&アイ共通商品券
JTB旅行券
ダイエー商品券
意外と数が多くないといった印象です。
おつり事情
おつりの出る「商品券、ギフトカード」が少ないのにはちゃんとした理由があります。商品券やギフトカードは、法律的には「前払い式支払い手段」といって、あくまで、前払いで商品を購入したことを示すものです。電子マネーも、紙の商品券も、すべて同じ扱いです。
お釣りなどで現金に払い戻しが出来てしまうと、商品券は「前払い済みの証拠」ではなく「預金」に近いものになってしまいます。さらに、商品券は誰でも発行できるので、誰でも通貨を発行できるのと同じになり、国の経済が混乱してしまいます。そんなわけで、資金決済法では「前払い式支払い手段」は、原則として払い戻しが認められません。
では、お釣りが出る商品券はどういった扱いなのでしょうか。実は、金融庁の指針で、利用者保護や利便性の観点から、発行総額の20%程度までなら釣銭として払い戻しても問題にならないということになっています。そのかわり、発行額のうち20%までしか釣銭として払っていないことを証明するために、サンプリングで調査しなければなりません。
ギフトカード
ギフトカードの場合、利用可能店舗数が多いために調査が困難です。逆に、スーパーの商品券でお釣りが出るのは、自分ところのチェーン店だけを調べればよく、レジシステムのデータを見ればいいだけなので調査が簡単という事情もあります。結局、お釣りが出るかでないかは、商品券発行元のやる気とコスト次第ということでもあります。
まとめ
様々な種類のギフトカード、商品券が出回っていますが、ほとんどはお釣りが出ない商品券です。覚え方のコツとしては、「クレカ系のギフトカードはお釣りが出ない。」「スーパーや百貨店など流通系の商品券はお釣りが出る」ということです。贈答や景品など、商品券をいただく機会は、ときどきありますから、お釣りが出るかどうか、知っておいて損のない商品券の豆知識ですね。
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